ただいま勉強中!新人法律事務員のなるほど法律ブログ

2012年11月

2012.11.28

いちょうに感じる個性

今朝も冷え込みました。

でもその分空気は澄んでいて、空の青さが綺麗でした。

いつも目にするは、まっすぐ一列に並んでいるのに、もう散ってしまって枝だけになった木と、

いまがまさに見ごろの鮮やかな黄色い葉をつけた木が隣り合っていたりします。

太陽との位置関係の違いなのか、いちょうの個性なのか、不思議に思います。

さて、一言に「裁判」と言いますが、具体的に何をすることをいうのでしょうか。

民事の裁判である民事訴訟について、少しご説明します。

「訴訟を起こす」とは具体的に言うと、

『地方裁判所または簡易裁判所の民事受付(民事訟廷)に訴状を提出する』

ことです。

どの裁判所に提出するのか、つまり管轄裁判所は訴額によって決まります。

訴額が140万円以下の訴訟は簡易裁判所(以下、簡裁)

訴額が140万円を超える訴訟は地方裁判所(以下、地裁)

京都の場合は地裁も簡裁も同じ建物にあります。

正面の入り口から入って、右手が地裁の民事受付、左手が簡裁の民事受付です。

では、訴額はどのように決まるかといいますと、

訴訟を起こすことで、原告(訴訟を提起する人)が得ようとする利益などを金銭で評価したものです。

つまり、勝訴した場合に原告が得る利益の額のことです。

この訴額は裁判を起こす時を基準に算定しますので、

例え不動産に関する訴訟で不動産の価値が裁判後に変動しても変更しません。

訴額が金額に算定できないものや不明なもの、わかりやすいのは離婚などの場合ですが、

この場合は一律160万円として考えます。

また、裁判を起こすと、必ず事件番号と言うものがつきます。

【平成24年(ワ)第○○○号】

といった感じです。

   一般民事訴訟  :簡裁(ハ)・高裁(ネ)

   行政事件     :地裁(行ウ)・高裁(行コ)

   手形訴訟     :簡裁(手ハ)・地裁(手ワ)

   少額訴訟     :簡裁のみ(少コ)

   仮処分・仮差押  :地裁(ヨ)・高裁(ウ)など

   民事雑事件    :簡裁(サ)・地裁(モ)・高裁(ウ)など

事件番号とともに決まるものに係属部というものがあります。

これは、訴訟が配置される裁判所の部署のことで、京都地裁には第1民事部から第7民事部まであります。

  1民・7民  :一般民事         2民 :知財

  3民     :行政            4民 :交通・損害賠償

  5民     :保全・破産・執行     6民 :労働

この係属部の中にもさらに「い」「ろ」「は」の係があり、更に『A』『B』などに担当が分かれています。

例)7民ろ係  のように表記します。

訴訟の流れを一気に説明すると、きっと途中でブログを読んでいただけなくなる気がしますので、

今日は触り程度にしておきます。

『裁判』といっても、一つ一つの事件ごとに名前があり、番号があり、係属部があり、係りがあり・・・

同じように見えても同じものはないんですね。

「いちょう並木」とひとくくりに呼んでしまいますが、いちょうの木は一本一本が個として生きているんですから、

早く色づくもの、なかなか色づかないものがいて当然ですし、

もしかしたら、一番最後まで残って目立ちたいからと、あえて色づく時期をずらしている木もあるかもしれません。

みんな同じ方が分かりやすいようでいて、みんな違うからこそ分かりやすいといいますか。

何にでもそのものの持つ個としての性質があるということですね。

個性というと、何か特徴的な、人と違うものを持っているようなイメージをしがちですが、

そういう意味合いだけではないのだと感じました。

【四季の風法律事務所 事務員】

2012.11.15

紅葉は秋の風物詩?

今日はまた一段と寒くなりました。

今年一番の冷え込みだとか。

昨日は京都弁護士会館に行ってきました。

新人事務員の私は、月に2度ほど弁護士会主催の事務員研修に参加しています。

弁護士会館は京都地方裁判所の隣に併設されている建物です。

京都弁護士会館では無料法律相談が受けられたり、弁護士を探すことが出来ます。

裁判所の敷地内にあるので、「ああ、これが京都弁護士会館か」と認識されている方は少ないのではないでしょうか。

「裁判所の横にそんな建物があったかな。」

と思われる方も多いでしょうが、弁護士会館は市民のためにこそ利用されるべき場所なのだと思います。

私もこのお仕事を始めるまでは知りませんでしたので、えらそうな事は言えませんが。

例えば、なにか困ったことが起こって、自分の力ではどうにも解決できなくて、いきなり弁護士さんに相談するのもなんだかおっかないし、第一弁護士さんを知らないし・・・

そんな時に足を運んでみてください。

私達事務員が弁護士会館を訪れる目的は、研修だけではありません。

むしろ、こちらこそが重要な目的ですが、弁護士会には京都弁護士会所属の弁護士さん一人一人にレターケースが用意されています。

このレターケースを利用して弁護士会からのお知らせや、他の弁護士さんからの資料の提供を受けたりします。

ですので、レターケースはこまめにチェックする必要があるのです。

弁護士会に行くといろんな事務所の事務員さんとお会いすることになります。

法律事務所の事務員ってどんなイメージでしょうか??

弁護士と同じように『堅い?』『気難しい?』・・・いろんなイメージをお持ちでしょうが、

事務員は本当に千差万別です。

こんな人が多いとか、そういう特徴がほとんどない職業ではないかと感じます。

それぞれの事務所によって、求められる仕事の種類も量も違いますし、事務所の規模にも大小さまざまありますので、ひとくくりに法律事務員と言っても取り組んでいる業務にはかなり違いがあるのが現実だと思います。

私も実際に働いてみて、イメージと違うところも多く、まだまだ一人前の事務員だと胸を張れる日は遠そうです。

先輩がお休みの日は終始そわそわしてしまいますので。

イメージを持つ事はとっても大切ですが、自分が描くイメージが全てと思わず、本当の姿を知ろうとする心がけが大切だと思います。

弁護士のイメージ。

法律事務所のイメージ。

法律事務所の事務員のイメージ。

よければ実際に確かめてみてください。

今日は11月だからと、のイメージで外出して、思わぬ師走のような寒さに震えている方も多いのではないでしょうか。

ですが、肌で感じる気温が現実です。

風邪など引かないようにお気をつけください。

【四季の風法律事務所 事務員】

2012.11.07

『習うより慣れろ』とはいかない場合もありますね。

早いもので、11月に入って7日も経つのですね。

事務所では毎日たくさんの郵便物を送付します。

一日に何度も『はと』(80円切手)を見ることになります。

今日は、郵便局に小為替と切手を買いに行き、気分転換にと、80円切手を記念切手にしました。

ふるさと切手の北海道東京(表参道)です。

2枚で1枚の写真になったようなものもあり、とても綺麗な景色が描かれていました。

目の保養になりますし、これで切手を取りに行くのが少し楽しくなるかもしれません。

視点を変えるというのは大切なことですね。

郵便物の中には、相続人様宛の通知書というものも多く含まれます。

『○○さんの債務を相続されました。』というお知らせの文書を送るわけですが、

全く聞き覚えのない人物の相続人になって驚かれる方も少なくありません。

相続と言うと、「遺産を相続して・・・」「親父の山を相続して・・・」と、とかく財産の相続をイメージしがちかもしれませんが、

負債も相続することを忘れてはいけません

通知に対する返答はまちまちで、すでに相続を放棄されている方も多いのですが、

聞き覚えのない方の相続人になった方は、亡くなった事すら知らないというのが正直なところのようです。

相続には代襲相続(だいしゅうそうぞく)というものがあります。

例えば)Aさんが亡くなり、Aさんが負債を背負っていたとします。

Aさんは結婚しておらず、妻も子もいない。Aさんの両親および祖父母はすでに亡くなっている。

Aさんには兄がいるが、兄であるBさんとは音信不通であり、また、Bさんもすでに亡くなっている。

Bさんは結婚しており、子供C、Dがいるが、C、DはAさんの存在を全く聞かされていなかった。

ところが、Aさんの負債を返済する責任は兄であるBさんの子供C、Dが負うことになるのです。

名前も知らないAさんという叔父の負債をC、Dは返済しないといけないのです。

そんな!!!

と思われるかもしれませんが、これが相続の事実です。

相続は本当に難しく、ややこしく、法律をよく理解していないと、個人で対応する事は困難な事案です。

私もまだまだ勉強中で、今回のブログではほんの一端をお話しすることしか出来ません。

ですので、相続の事は悩む前に弁護士にご相談されることをお勧めします。

今日もたくさん郵便物を出しました。

しかし、慣れというのは怖いもので、どうしても『はと』を手にしてしまいます。

目の保養にはなりますが、記念切手より、慣れ親しんだ『はと』が今日のところは優勢です。

【四季の風法律事務所 事務員】

Copyright (C) 四季の風法律事務所 All Rights Reserved.